寄稿文

平成25年度 少年剣道教育奨励賞 美和剣正会(葵区)、井宮剣志会(葵区)

少年少女の剣道指導に永年にわたり尽力し、家庭及び学校教育並びに地域社会の向上に資する活動を継続したことが認められ、全日本剣道連盟から美和剣正会(葵区)、井宮剣志会(葵区)に平成25年度「少年剣道教育奨励賞」が授与されました。

少年剣道教育奨励賞を受賞して 美和剣正会 川崎 勝利

この度、全日本剣道連盟より平成25年度少年剣道教育奨励賞を受賞し、会員一同、大変喜んでいると共に、県剣連、市剣連をはじめ、関係者の皆様に心から感謝とお礼を申し上げます。

美和剣正会は、昭和63年に静岡市葵区美和地域健全育成会の後援で「美和地域住民の心身の健全育成のために、武道教育を行う。」を目的に美和武道連盟が設立され、その中の剣道部として発足しました。

現在会員数は約40名で週2回の稽古に励んでいます。指導者・子供・一般会員のほとんどが美和地域の住人で、この地域には足久保・美和・安倍口小学校と美和中学校があり、小学生・中学生が剣正会の稽古に参加していて、新年の初稽古には自治会役員を招いて演武を披露するなど、地域・学校との連携が取れている事も大きな特色の一つと言えます。保護者の方々の協力もありアットホームな雰囲気の中で活動しています。

また、昇級・昇段審査への参加、剣道大会への出場をしていますが、特に静岡市内の道場との交流も積極的に行い、子供たちが様々な交流を積む事で、どこに行っても臆することのない精神的自信がつけば良いと考えています。

稽古は、基本稽古・打ち込み稽古などが中心ですが、指導者の先生方が多く見えた時は元立ちとなり、掛り手の息の上がるような稽古をお願いしています。

剣道は「礼に始まり礼に終わる」と言われます。礼を形だけに留めることなく「おはようございます。こんにちは。ありがとうございました。」の挨拶が日常生活で自然にできる事は勿論のこと、相手を尊重することや、支えてくれる保護者の方々や道場・道具等にも感謝する気持ちを育み、更に稽古を通してお互い切磋琢磨して自己を高め合えるよう今後も指導していきたいと思っています。

少年剣道教育奨励賞を受賞して、平成25年度
平成25年度

少年剣道教育奨励賞を受賞して、平成26年度
平成26年度

35年間のご褒美 井宮剣志会 杉山 和志

この度の「少年剣道教育奨励賞」を頂戴し、35年間のご褒美を頂いたのだと関係者一同感謝しております。ありがとうございます。

井宮剣道少年団は、昭和53年12月に産声を上げ、当時の井宮小学校の校長先生が剣志会と命名してくださり、「井宮剣志会」として井宮小体育館において週3回(火・木・土)の稽古が始まりました。発足当時は、井宮学区もたくさんのこどもが居り、まだサッカー、バレーボール等の少年団も無く、井宮小学校及び近隣の小学校から口コミで大勢のこどもが集まり、40名くらいの少年剣士が在籍していました。

当時を振り返ると、まだ私も二十歳前で、正春武道具製造所の曽根正夫先生と共に今では考えられない様な稽古をしていました。足を掛けて倒す、投げ飛ばすなど・・・。でもこども達も慣れてくると自分からわざと前に転び、胴をうまく利用して体育館の床の上を腹這いに滑って遊ぶ子も出てきました。一日の稽古が終わると面取り合戦が始まります。体育館の壁を背にして逃げる子、2,3人で作戦を立てて面を取りにいく子、一対一で勝負する子、その時が一番生き生きしていて、これを楽しみに来る子も大勢いたと感じています。

そんな中、35年間で忘れられない思い出があります。平成15年8月の県下少年剣道総合錬成大会(96チーム参加)で、見事ベスト8に入り敢闘賞を頂いたことです。この時は本当に“やっててよかった。”と思いました。

最後に、今現在、こどもが少なくなってきましたが、剣道がもっともっと井宮地区に根付くように長く続けていきたいと考えています。これまでご協力いただきました皆様に感謝するとともに、これからも皆様のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

35年間のご褒美 井宮剣志会

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