寄稿文

平成27年度 中体連だより

中体連だより「光り輝くために」 静岡市立南中学校 佐藤 亮子

中体連だより「光り輝くために」

 「それじゃあ、県大会にも行けないよ。」これは父に何度も言われた言葉です。私は素直ではありません。だから、感情や態度が剣道に出てしまいます。注意されたことを正面から受け止めることができず、ひねくれることがほとんどでした。この小さな意地が、「あの言葉は間違っている。撤回させてやる。」という気持ちに変わり、稽古をする原動力になっていました。

 2年生の後期から、私は部長になりました。練習では周りを見ながら、でも自分もしっかりやりながらと、とても難しかったです。先生方は忙しく、生徒だけの時間がほとんどで、当然アドバイスをもらう回数も多くありませんでした。その遅れを取り戻すために、部活後も夜の稽古に参加して上達していこうと決め、自分なりに頑張っていきました。

 中学生最後の夏、今までは感じもしなかった緊張とプレッシャーが私を追い詰めました。それでも全力を出すことができ、東海大会という大舞台に行くことができました。どこまで通用するのか試そうと思いました。力の差は無かったと思いますが、二本負けという結果でした。技術より心の面で負けたと思います。

 これを機に、もっとがんばろうと思いました。真面目に正しく、そして素直に稽古に励んでいきます。そして支えてくれた先生方や、チームメイト、応援してくれたみんなに感謝をし、もっと大きな舞台で輝くことを約束し、日々稽古に取り組んでいきます。

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