寄稿文

平成28年度 中体連だより

中体連だより「全国大会を終えて」 東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部 関 隆之介

 私は小学校の時から剣道を始めました。今まで個人戦での優勝は一度もありませんでした。県大会では、初戦から強い相手、目の前の相手に勝つことだけを考え、一試合一試合必死に戦いました。その結果、優勝を勝ち取ることができました。中体連県大会での優勝が私の初優勝でした。

大会二日目、団体での全国大会出場という一番の目標を叶えることはできませんでした。仲間は全国大会に出場できず悔しいはずなのに、私が全国大会出場を果たしたことを心から喜んでくれました。

私は、そんな仲間のためにも勝ち進むことができるように必死で頑張ろうと思い、挑んだ全国大会。今までにない緊張で体が思うように動かず、自分の剣道をすることができずに負けてしまいました。指導してくださった先生方、仲間、応援してくれた保護者の方々の期待に応えることができず、悔しい思いで一杯でした。

しかし、全国大会という大舞台で試合ができたことは、素晴らしい経験になったと思います。このような経験をさせてくださった先生方や仲間、支えてくれたすべての人に感謝する気持ちを忘れず、次の目標である「インターハイ」に向けて、仲間と切磋琢磨し、これからも頑張っていきたいと思います。

中体連だより「仲間 東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部 渡邉 武徳

僕は、小学六年生の時に剣道が強くなりたいという思いで翔洋中に入学しました。全く小学校とは違う舞台に足を踏み入れて不安だったけれど、そこには僕と同じように強くなりたいと思っている仲間がいました。入学したての頃は、稽古についていくのも必死でした。きつい稽古でも負けずに立ち向かう先輩の姿を見て、僕たちは成長しました。

先輩の夏が終わり、僕たちの代になりました。その時は先輩たちがつくってきた伝統を崩すわけにはいかないと思い、稽古にも工夫を加え、出来る限りの努力をして必死に毎日を過ごしていました。そうすると仲間たちも必死についてきてくれて、仲間で競争しあい、互いに強くなって行きました。

あっという間に中体連の時期が来て、僕たちは今までの努力の成果を出し切りました。しかし結果は三位。本当に悔しい思いをしました。気持ちを切り替えることは大変でした。けれども、仲間がいたから次に東海大会へ向けて頑張ることができました。その結果、東海大会では全員で優勝を勝ち取ることができました。

チーム内では最後の中体連までたくさんのことがありました。挫折を繰り返し、仲間割れもしました。でも僕はこの仲間が好きです。幸いなことに、高校でも同じメンバーで全国を目指すことができます。今度こそ、必ず全国へ行きたいです。これからも、全員で感謝の気持ちを持って頑張りたいです。

東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部

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