道場訪問記

その28 颯志剣友会(葵区末広町)

今回紹介するのは、昨年末の「曽根正夫杯」で小学生高学年の部優勝、低学年の部3位と、近年活躍著しい「颯志剣友会」です。
「颯志剣友会」は、平成30年4月1日に、大石諭先生(教士七段)、須田孝司(錬士六段)を中心に、静岡市立末広中学校の剣道場でスタートしました。

毎週火・木・土曜日、19時から20時30分、小中学生を中心に、幼稚園児から一般まで、多くの生徒が稽古に励んでます。取材当日18時45分に開錠すると、続々と稽古着を着た子供たちが「こんばんは~」と大きな声であいさつをして道場に入ってきます。

お母さん方は検温等をサポート。19時になると小学6年生のキャプテン保本君が号令をかけ、準備体操、素振りが始まります。道場内には「1.2.3.4」と大きな掛け声。

 

準備体操、素振りが終わると、一同座って初めの挨拶。この日は、ちょうど級位審査があり、大石先生から、合格した生徒について「特に基本剣道形の仕太刀の下げ方がしっかりできていた」と具体的に良かった点についてお話がありました。

続いて、須田先生が出席者の確認を取ります。親しみを持って生徒一人一人、下の名前で呼んでいたのが印象的でした。

稽古は、大人、上級生が元に、幼稚園児、小中学生が同じ基本稽古をします。幼稚園児には目線を合わせて、面が打ち込みやすくするなど、お互いを思いやる気持ち、自然と「ファイト!」声が響き渡ります。

「切り返し」持久力、最後までやり抜く力をつけるよう、休まずに繰り返します。

続いて、道場の幅を利用しての「面打ち」。中心にいる元立ちまで、端から素早くすり足をして、追い込み、打ち込み、そして最後の残心まで、スピードを緩めないよう、大石先生から勢いがつく掛け声がかかります。

そして「一足一刀の間合いから、踏み込まずに一本打ち」継ぎ足、勇み足をせず、自分の間合いを確認。最後に15秒の「かかり稽古」。転んでも転んでも立ち上がって、くらいついている中学生。肩で息をしつつも、休むことなく精いっぱい向かっている姿をみていると、試合の強さは基本稽古の繰り返しであると感じました。そして、お互いに声を掛け合って辛さを乗り越えていく姿にも。

20時からは地稽古です。先生方に、本気でぶつかりあっての稽古、思いっきり飛び込んで、体当たり。白熱する稽古が繰り返します。

道場には、親子で参加している方々が何組もいます。お父さん、お母さんと剣道をしている姿は一緒に成長でき、楽しみでもあります。

道場の奥では、防具をつける前、入門したての4人の子供たちが、お母さん剣士指導の元、元気よく大きな声を出して、すり足、面打ち等、一生懸命に取り組んでいました。

「颯志剣友会」は非常に勢いのある道場です。他の道場との交流もあり、生徒一人一人の力量に合わせ、最大限に引き出せるよう指導をしています。

「剣道が強い、弱いが問題ではなく、立ち止まってきちんと挨拶ができる、脱いだ靴をそろえるなど、剣道を通じて剣道の理念、人間形成を学んでいってほしい」とのお話が印象的でした。

最後に、

『和』の気持ちを持ち、粘り強く、競り勝っていく!

勝敗にとらわれず、基本を重視し個性を大切にした指導方針で、心と身体を強くすることに重点を置く。素早く果敢に攻めぬく剣道を目指し、努力を惜しまず、切磋琢磨ができることを強みに静岡県少年剣道総合錬成大会での優勝を目指している。鈴与杯少年剣道大会・準優勝、みたま祭・5人勝抜き賞4名、敢闘賞1名。「剣道を通して、1人でも最後まであきらめずにやり抜く力と仲間と協力しあって目標を達成する力を身につけて欲しい。また、稽古を通して礼儀作法や集中力も身につくし、様々な学校のお友達と接することで、コミュニケーション能力も上がるのが颯志剣友会の特徴。是非一度、見学に来てください。」 HPより抜粋

令和3年3月20日(土)取材

教室データ

稽古場所 静岡市立末広中学校剣道場
稽古日 火曜日、木曜日、土曜日 19時00分~20時30分
入会金 -
会費 小学生:1,000円/月 中学生:3,000円/年
問合せ先 大石諭  080-5107-1207 (事務局 山本)
ホームページ http://soushikai.wixsite.com/kendo
Eメール soushikai.kendo@gmail.com
静岡市剣道連盟
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