道場訪問記

その16 静岡八重垣会(葵区辰起町)

居合道「静岡八重垣会」のご紹介です。
昭和50年代創立の居合道稽古会で全剣連居合の他、「無双直伝英信流」の古流居合も稽古しています。
県選抜選手にも選ばれる実力派会員も在籍し、熱心に稽古に取り組んでいます。

「静岡八重垣会」は、葵区辰起町の静岡武修館を稽古会場として活動する居合道の稽古会です。

昭和50年代初頭に大阪出身の生松茂美先生(五段)が静岡で「八重垣会」という名称での活動を始めたことをきっかけに県内各地に拡がりました。現在は、静岡、清水、富士、御殿場、西伊豆、島田に活動の拠点があり、全日本剣道連盟制定居合の他、「無双直伝英信流」の古流居合も稽古しています。

 

「静岡八重垣会」創立当初は市内各地の公民館などを利用して活動していたそうですが、ここ十数年は剣道道場「静岡武修館」をお借りして稽古をしています。

師範は、荒井昭伍教士七段、土井保教士七段のお二人で、大塚剛英六段が師範代として指導補助にあたっています。

19時頃に道場が開くと、門下生の皆さんが集まってきます。取材したこの日は6人の参加でした。各自が各々のペースで稽古を始め、その都度先生方が気が付いたことを指導する形で進められました。稽古内容は「全剣連制定居合」と「無双直伝英信流」の古流です。

居合は、剣道のような激しい動きこそありませんが、極度の集中力が必要であったり、気の錬りや下半身の緊張などが求められるため、この日の稽古でも皆さん大量の汗をかきながらの稽古となっていました。

現在は、常に稽古に参加している人は10人程度だそうで、今後はいかに会員を増やしていくかが課題とのこと。

北部体育館居合道教室の指導員も務めている大塚さんは、「体育協会の教室は中学生以上が対象なので、小学生が興味を持ってもなかなか学ぶ場所がない。八重垣会では小学生の入門も大歓迎なので興味のある方は気軽に門を叩いてほしい。」と話してくれました。

静岡市内にはもうひとつ「清水八重垣会」があり、こちらは小田克夫居合道範士八段が師範を務めておられます。回を改めてご紹介いたします。

【平成30年5月18日(金)取材 】

教室データ

稽古場所 葵区辰起町8-17(静岡武修館)
稽古日 水曜日・金曜日 19時00分~21時00分
対象は小学生・中学生・高校生、一般(高齢者歓迎)
入会金 2,000円
会費 2,000円/月
問合せ先 054-271-1357(静岡武修館)
静岡市剣道連盟
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