道場訪問記

その26 清武館山口道場

昭和53年に故山口勝吾先生の個人道場として創設された「清武館山口道場」。清水インター近くの閑静な住宅街の中にある剣道専用の道場は、師範亡き後も会員の共有財産として大切に管理されています。
週3回、小学生から一般高段者までが集まり、熱気あふれる稽古が行われています。

清武館山口道場は、昭和53年9月に故山口勝吾先生(剣道教士七段)が清水区下野北に創設した個人道場です。平成13年に山口先生が亡くなられた後は、後進の先生方が道場を引き継ぐ形で現在も活動を続けています。現在の代表は元静岡市剣道連盟理事の渡辺晴久先生(教士七段)が務めており、週3回の稽古を指導されています。

道場は清水インターチェンジ近くの閑静な住宅街の中にあります。縦横7m×15mほどの床の間は、個人道場としては広く立派な作りで、創設者の山口先生のお写真も飾られていました。道場は今年40周年を迎え、その間にこの道場で稽古した門下生は400人以上を数え、中にはインターハイ出場を果たした生徒さんもいらっしゃったそうです。

今回は土曜日の稽古にお邪魔して取材させていただきました。19時から小中学生の部の稽古が始まりました。この日は一般の部の皆さんも早い時間から多数参加され、全員で体操・素振りから始まりました。号令は渡辺晴久先生ご本人がかけ、テンポよく進められました。

面を着けると、先生方が元立ちとなり小中学生の技を受けます。内容は切り返しから始まり、基本打ちや応じ技などオーソドックスな内容ですが、指導者と生徒がほぼマンツーマンになるため、その都度一人一人に丁寧なアドバイスができます。生徒さんも先生方の話に熱心に耳を傾け、真剣な表情で稽古に取り組んでいました。最後に地稽古を数本と掛かり稽古で締めくくられ、時間としては30分程度で終了となりました。

その後、水分補給の小休止をはさんで一般の部の稽古です。こでも改めて整列・正座・礼をして始められました。一般の部の稽古も冒頭は基本稽古をみっちりとやった後、高段の先生方との指導稽古と互角稽古が行われました。

1時間弱の稽古ですが、実力派の先生方が多く、緊張感と重厚感のある充実した稽古が展開されていました。女性も数人参加され、稽古に花を添えています。

取材の最後に渡辺先生に現状の課題や今後の抱負についてお聞きしました。

「清武館はもともと個人道場だったが、先代の師範亡き後、残った者が道場を共有財産として引き継いでいる。今後も道場を維持管理していくために会員数の増加を図っていきたい。」

「剣道は年齢を重ねても長く続けられる武道。健康増進のためにも厳しさの中に楽しさを追求していきたい。」

 

近年、剣道場を自前で持つ道場は非常に珍しく貴重な存在です。維持管理面での課題はあるものの、いつどんなときでも稽古ができる環境は剣道愛好家には大変魅力的。剣道界全体で大切にしていかなくてはいけない存在であると感じました。

【道場訓】

一、正しい剣道を修行しよう

一、礼儀正しくしよう

一、強く逞しくなろう

一、勉強もしっかりやろう

一、両親を大切にしよう

【令和元年7月27日(土)取材 】

教室データ

稽古場所 清武館山口道場(清水区下野北13-2)
稽古日 少年  水曜日・金曜日・土曜日 19時00分~19時30分
一般  水曜日・土曜日  19時30分~20時45分
入会金 3,000円
会費 少年4,000円/月、一般5,000円/月
問合せ先 090-6644-2946 (代表 渡辺晴久)
静岡市剣道連盟
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